おはようございます。クニクニです。今週は2枚のカラーイラストを投稿しました。
2枚とも『けものフレンズ』のファンアートで、一つは龍をモチーフにしたキャラクター、もう一方は蛇がモチーフのキャラクターです。この年の瀬に今の干支と次の干支を描けてなんだか縁起が良い気がします。
そしてまたひとつ4コマを作りました。
「錠剤」のお題から作成しました。これまで数枚投稿していた動物の漫画から打って変わって人が出てくる漫画です。わきにナースさんを描いて、これはお色気作戦ですね。とはいえ動物漫画はやめてしまったわけではなく、今回のお題を形にできたのがこの形式だったという感じです。これで縦書きもフォーマットができましたので、二つの生産ラインをお題によって使い分けられます。
2024年の集計
今年はイラストを46枚と、スケッチを38枚インターネットに投稿しました。イラストの頻度はいい感じです。もう少しで毎週一枚仕上げているペースになります。あとはもっと、公開したくなるようなスケッチを日常的に描けるといいですね。
昨年の2023年の集計ではイラスト39枚とスケッチ46枚で、その前2022年はイラストを25枚とスケッチは10枚未満でした。
振り返り
イラストを描くごとに書いている復習ノートを見返します。何か面白いことが書いてあるか探したり、当時の気持ちを思い出したりします。今週はちょっと長めのノートです。
さっぱりした仕上げが気に入っている。でも、ここまで影が占める範囲が大きいとなんだかキャラクターの表情に闇の含みーーみたいなものが見えてしまう。その意図は無かった。
ラフから描き込むときに胸の丸みや首の形、リボンの造形などそれぞれ部品ごとが正しくなるように描き足そうとした。なのだけど、これだと全体の流れが損なわれたように見えた。ということでやっぱりやり直してもっとラフをなぞる清書に切り替えた。
取りやめた最初の描きこみはどうにも不自然だった。いま見返すと、アイレベルがその部品ごとを中心にして広角レンズで撮って切り貼りしたかのようだったんだ。部品ごとの完成度を上げようとしたけど、かえってイラスト全体のまとまりが損なわれていた。
ところで、もう一パターン大ラフがあってこれも気に入っている。画面の端が壁で狭い場所に収まっている図。これにはポーザーも使って破綻のないように描いたので放棄するのはもったいない。ということで次に描く絵の土台として流用することにした。
そしてもう一つ、光と影の境界の鮮やかな線について。強い光を感じさせる描写としてイラストでもよくみられる。これを取り入れるときはいつもブラシでそのまま描いていた。濃い色の線を引いてから不透明度を下げて合成、という感じ。でもこの絵では実際に暗いところに「追加」の合成モードで光を置くことで鮮やかな線を生んでいる。狙ってやったのでなく偶発だったんだけど、これはレンダリング的に本当らしい光の重なりなんじゃないのかな。
画面左下の尻尾の先は特に光らしく見える。指先ツールがうまくいっている。せっかくなら、このやり方でもっと目立つ部分に光を描けばよかった。
たまたまそれらしい合成ができた。けど、いつもこんなふうにレイヤーを構成してはいられないので、必要なときは今まで通り通常レイヤーで合成するするかな。
ーーとありました。イラスト作りではデジタルの合成モードがもう欠かせません。 この時の光のように、自動で計算してくれるので陰影の調色で大助かりです。
いつもご購読とリアクションをありがとうございます。本号が2024年の締めの配信です。ブログは更新をしない私ですが、ニュースレターは購読者さまの受信トレイに届いているんだな、読んでいただけているな、という実感があります。そんなつながりを感じて楽しく継続できました。2年になったこの週一のまとめは、制作のリズムに欠かせないものになってきています。
来年もご購読いただけたら嬉しいです。
KuniKuni
本年もありがとうございました。
こちらもニュースレターを通じてのつながりがとても楽しいですよ。
良いお年を。