沖縄で見た植物
沖縄へ行っていました。冬の早朝に東京から飛行機に乗り、昼に到着するとその暖かさに驚きます。海風を体いっぱいに浴びても凍えることはなく、行く先々の草木が生き生きとして見えました。
それから帰ってきて、沖縄で撮った写真をもとに草花を描きました。
タイムラプス動画を載せます。いつものキャラクターイラストよりも簡潔に短い時間で描いたので私の描き方が伝わりやすいのでは、と思います。
こんなふうに描きました。左のヘンヨウボクを描くときに、半透明のブラシで色を乗せていくようにすると複雑な色の移り変わりをとらえやすくて良かったです。はじめ、緑のベタ塗りから描こうとしていますけど、このように濃いと色を塗りづらい。仕上げに空の色を反射した水色を乗せていくと、ぐっと空気が出るようでした。
振り返り
イラストを描くごとに書いている復習ノートを見返します。作業を振り返ったり、当時の気持ちを思い出したりします。今回は途中で方向転換をしたイラストについてのノートです。
配信で「ドーナツを見せびらかす」という話をしていて、それを描こうとした。この子は今まで2枚描いたけど、どちらもラフでしっかり清書して描いたことがなかった。
とても複雑な靴下を履いている。靴下の外側の側面がまっすぐ切れていて、靴紐のように交互に紐が編んである。膝を曲げてそれが折れ曲がると、正しい描写はとてもできない。ので、せめてそれらしく見えるように努めている。
こう、ドーナツの穴から覗いているようにしたかった。でも、目が隠れすぎて表情が伝わらなくなるのでやめた。顔とドーナツの比率もうまくいかない。そもそもドーナツが小さかったかな。ともかく、惜しいけど、不自然になるくらいならゴールを変更するというのは正しい判断だった。
もしドーナツ越しの表情を描くなら、構図から考え直さないとならない。バストアップ、なんなら首から上の構図にして、顔ーー特に目のディティールを増して、隠れていても表情が伝わるようにする。穴を覗いているのを中心に大きく据えて、それを説明するように描いたら、できたかもしれない。
はじめにやりたかったドーナツを覗いた絵にすることはできませんでしたけど、なんとか自分の納得の行く形で着地したイラストでした 。これもまたいつか再挑戦したいものの一つですね。
KuniKuni