ブロッコリー週間
おはようございます。クニクニです。今週は一枚のイラストを投稿しました。
斜めに切られたブロッコリーを描きました。茎の断面が先端に行くにつれて輪郭のない黄緑のブラシストロークに移り変わるところが気に入っています。
ラフはこんな感じでした。まず左上のサムネイルで、真上から下に向かって切った絵にしようとします。でもそれではつまらないと、次の右上では斜めに切ることを考えました。すると、そのときの断面がどうなっているかわからない。ということで、スーパーまで一走りしてブロッコリーを買って、実際に切って資料を作りました。そうして左下の最終のラフにたどり着きます。
さて、今週はもう一枚このイラストの前に描いたカラースケッチも各所へ投稿しました。

なんてことはない練習の静物画ですけど、ひとつ新しいツールを取り入れています。下に敷いているグレーのマットの質感を描くのに、数本の平行線が描画される櫛状のブラシを使っているんです。これはこの頃インターネットでよく見て、気になっていたブラシを真似て作ってみたものであります。このブラシは質感と情報を増やしつつも清潔なイラストらしさが保てていいですね。これから活用できると良いです。
振り返り
おまけのコーナー。イラストを描くたびにつけている復習のノートを、できるだけそのまま貼り付けます。絵のレビューから技術に関すること、公開時の気持ちなどを振り返りましょう。
しゃがんだポーズは難しい。アイレベルを決めて、腿を見下ろすのか見上げるのか決めておかないと。
首が長すぎに見える。首元のところ、首から右肩のところに肩のラインを描くべきだった。襟の奥のところはフードの裏地が被さっているということにもできるけど、それならそう見えるように影を落とすなどしないといけなかった。
作業時間が限られていて、色塗りは簡略になった。ほとんど全体に影を落として、小さな場所を明るくする。こうすると、シルエットと白い背景のコントラストがでる。背景なしの絵で、少ない手数でもくっきりかけるのでこの頃多用している。けど、明るい絵にはできないし、頼りすぎたくはないね。
左手の袖のところ、模様と影が並行に重なっていて、なんだか他のところより立体的に見える。模様の明るくなった細い部分が、陰影の境界を際立たせてはっきりするのかな。他のように緩慢に別れた陰影の形よりも変化が明瞭なのが目に気持ちがいい。
いつもより急いで描いたために塗りが寂しくなったイラストでした。時間がなかったというのは言い訳にしかなりませんけどね。ただ、いかに時間を作れるかというのも絵力の勘定に入れていい要素でしょう。
KuniKuni