大阪へ
おはようございます。クニクニです。14日に大阪中之島美術館で開催されている『大カプコン展』へ行ってきました。カバーアートや背景の原画、ゲームの初期案がまとめられた企画書の実物を目の当たりにすると心が躍ります。そのほか良かったのが、1/1縮尺で真っ白なキャラクターの立像にプロジェクターでトポロジーやシェーディングなどを順に投射していって、ゲームの3Dモデルが顕現するという展示。キャラクター制作のブレイクダウンを映したAR映像からスマホ画面を取っ払って裸眼で見ているようなーーうまく言い表せませんけど、ゲーム内の物を現実で見るという驚きのある体験でした。
今週は一枚の鉛筆スケッチをインターネットに投稿しました。

そして、カラーイラストを一枚投稿しました。
このイラストではこれまでよりもしっかりと明暗をつけようとしてみました。でもうまくいかずにごちゃっとしてしまったところもありますので、これから練習です。
振り返り
おまけのコーナー。イラストを描くたびにつけている復習のノートを、できるだけそのまま貼り付けます。絵のレビューから技術に関すること、公開時の気持ちなどを振り返りましょう。
ゲームが7周年、すごい、めでたい、のイラスト。7年記念として実装された「七つの大罪」がモチーフのスーツには8通りのバリエーションがあった。めでたさはそっちのけでこのスーツをとにかく描きたかったんだね。
顔と髪の毛をよく原作の造形と同じにできた。特に髪の束はただ真似するだけでなくて、要素を読み解いてそれから作り出せた気がする。描いている間は前髪とその両脇の髪、もみあげ、などなどと細かな部位ごとにどういう形かが頭に入っていた。と、よく似せられたんだけど胸だけかなり盛ってしまっていたのにあとで気づく。
まつげが最小限でぴょんぴょん飛び出ていない造形をしている。確か、いつもノーメイクという設定があったような。幼さや素朴さにつながる形質だけど、一枚絵のイラストとしては目力が足りなくなるのでは、もっと何かしら足さないと寂しいんじゃないか、と思った。けど、まずはそのまま描いてみるとくっきり可愛くなったのでそのまま進めた。むやみに足さないで良かった。思うに、強い髪色で派手さは担保されていて、素朴なまつげでバランスを取りつつ、ときにはギャップをも生むーーという配合なのかもしれない。
胸と肩がせり出したポーズがよい。ラフが決まるまでにボツラフを6描いた。これはいつもより多いけど、どれも描きたい像と違うことが早くにわかって撤退したからで、しんどくはない。そして、ポーザーでしっかり資料を作ってから描き込んだ。
ファンアートの作成を通してキャラクターデザインの一部分を読み解けたような気がしたイラストでした。
KuniKuni